サンズのデビン・ブッカーがキャリア初のトリプルダブルをマーク 40点超えの達成はチャールズ・バークレー以来

日本時間6月21日(現地20日)、フェニックス・サンズのデビン・ブッカーがホームで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス決勝第1戦で、40点、13リバウンド、11アシストのトリプルダブルをマークした。司令塔のクリス・ポールを欠きながら達成したこの偉業について、各メディアが紹介している。 『ESPN Stats & Info』によると、過去60シーズンでカンファレンス決勝またはNBAファイナルで初めてトリプルダブルを達成したのは、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)、ジェリー・ルーカス(元シンシナティ・ロイヤルズほか)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、ジェームズ・ウォージー(元レイカーズ)に次ぎ、史上5人目だったという。また、サンズの選手がプレイオフでトリプルダブルを達成したのは、チャールズ・バークレー、ジェイソン・キッド、アンファニー・ハーダウェイ、スティーブ・ナッシュに次ぎ球団史上5人目だった。 さらに、キャリア初のプレイオフで期間中に40点超えを複数回達成したのは、ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)、リック・バリー(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、ボブ・マッカドゥー(元バッファロー・ブレーブスほか)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)に次ぎ、リーグ史上6人目だったという。 『StatsMuse』は、サンズで40点超えのトリプルダブルを達成したのは、1993年のチャールズ・バークレー以来だったと紹介している。また、25歳になる前での達成は、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/2度達成)、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)に次ぎ、史上3人目だったようだ。 チームメイトのジェイ・クラウダーは「なんでみんな(ブッカーの活躍に)驚いているのか分からないよ。彼がこのステージに立つのは初めてかもしれないけど、実力は確かだ。準備万端だったんだ」と、ブッカーのパフォーマンスを振り返った。 試合はサンズが120-114で勝利し、シリーズ初戦を白星で飾った。サンズは新型コロナウイルスの健康・安全プロトコルにより欠場したクリス・ポールに代わって先発したキャメロン・ペインが、11点、9アシスト、1ターンオーバーと活躍。クリッパーズは右膝を痛めているカワイ・レナードが3戦連続の欠場となるなか、ポール・ジョージが34点、レジー・ジャクソンが24点を挙げたが一歩及ばず。 ブッカーは「どの試合も勝つつもりでやっている。いつだって次の試合が最も重要な一戦だ――プレイオフが始まってからずっと言ってきたことさ」とコメントしている。 シリーズ第2戦は23日(同22日)にフェニックス・サンズ・アリーナで行なわれる。

クリッパーズ対サンズ第1戦:ハイライト

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