ニックスに引導を渡したホークスのトレイ・ヤング、最後はお辞儀で挨拶「ショーが終わったときにやるべきこと」

日本時間6月3日(現地2日)、アトランタ・ホークスはニューヨーク・ニックスとのプレイオフ1回戦第5戦を103-89で勝利し、カンファレンス準決勝進出を決めた。 このシリーズにおいて最も注目を浴びたのはホークスのトレイ・ヤングだろう。敵地マディソン・スクエア・ガーデン(以下、MSG)では激しいブーイングや罵声を浴びながらも、持ち前の勝負強さでニックスファンを黙らせてきた。 この日も試合最多の36得点、9アシストを記録して勝利に導いた。さらに勝利が確定的となった試合残り43.7秒には、MSGに集ったニックスファンがスタンディングオベーションでチームの今季の奮闘を讃えるなか、ロング3ポイントをヒット。その直後にセンターコートでニックスの宿敵として知られるレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)を彷彿とさせるお辞儀をして、ニックスファンに「さよなら」と言わんばかりに手を振ってみせた。 自身のプレイオフデビューとなった今シリーズで、一気にニックスの宿敵としてのイメージがついたヤングは、自身の最後の行為について大胆不敵に説明した。『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者が伝えている。 「ニューヨークがどのような街かは理解している。いたるところでショーをやっているんだ。ショーが終わりを迎えた時、どうするかも僕は知っているんだよ」 ニックスとの対戦を“ショー”とし、演者として最後は観客にお辞儀で応えたというヤング。「とてもいい気分だ。開幕前から言っていたけど、プレイオフのような大舞台でプレイするために今まで努力してきた。シリーズに勝てて嬉しい。次は2回戦だ」と勝利を喜びつつ、同日に1回戦突破を決めたフィラデルフィア・76ersとのカンファレンス準決勝に目を向けた。 イースト第1シードの76ersと第5シードのホークスによるカンファレンス準決勝は、7日(同6日)から開幕。この時を待ちわびたというヤングを中心に、ホークスは下馬評を覆せるか注目だ。

ホークス対ニックス第5戦:ハイライト

ウィザーズの八村塁が76ersとの第5戦に先発 チーム最長の42分プレイして21点を記録

ブレイザーズのデイミアン・リラードが2020-21シーズンのトワイマン・ストークス・チームメイト賞に輝く

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