日本時間5月23日(現地22日)、ウェスタン・カンファレンス第6シードのポートランド・トレイルブレイザーズと、第3シードのデンバー・ナゲッツによるプレイオフ1回戦が開幕。初戦は敵地ボール・アリーナで戦ったブレイザーズが123-109で白星を飾り、シリーズをリードした。 この日、初めてプレイオフで古巣ナゲッツと対戦したブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、ベンチから21分で18得点(FG 6/12、3ポイント4/8)を記録し、勝利に貢献。デンバーのファンからブーイングを浴びせられていたが、「クールだったね」と試合後に振り返った。ブレイザーズ公式サイトのケイシー・ホルダール記者が伝えている。 「ブーイング? 彼ら(デンバーファン)のことは大好きだよ。ここを離れてから10年くらいかな。まだ愛は残っているね。彼らは僕のことを愛しているし、憎いとも思っている。それに関してはどうすることもできないから、ただ笑顔でバスケットボールを楽しむだけだ。僕の気にすることではないよ」 11度目の対戦にして、古巣相手に初勝利を掴んだアンソニー。この事実は知らなかったというが、「プレイオフ初戦で勝利を飾れたのは悪くない」とこのタイミングでの勝利を喜んだ。 試合最多の34得点、13アシストを記録した同僚のデイミアン・リラードも、第1クォーターに12得点と得点を集中させた36歳のベテランの活躍を「彼の存在は大きかった」と称賛。「経験と絶大な自信を持つ彼のような選手がプレイオフでは必要になる」と今後のパフォーマンスにも期待を寄せた。 シリーズ先勝したブレイザーズは、25日(同24日)に第2戦を再び敵地で戦う。アンソニーはデンバーで再度輝きを放ち、チームを連勝に導けるか。