ニコラ・ヨキッチがMVPに選ばれるべき3つの理由 ナゲッツの番記者が分析

今季のMVP候補に名が挙がる選手の1人が、デンバー・ナゲッツの二コラ・ヨキッチだ。『Nuggets.com』のアレックス・ラビドウ記者は、ヨキッチがMVPに値する3つの理由を考察している。 ■スタッツは嘘をつかない 今季ヨキッチは、平均26.4点、10.8リバウンド、8.3アシスト、1.3スティール、FG成功率56.7%と多くの部門でチームハイを記録。昨季から6.5点伸ばした得点と1.3増やしたアシストはキャリアハイだった。また、ヨキッチの活躍に導かれてチームも今季リーグ5位の勝率(.653)を残している。さらに、各種スタッツから弾き出され、選手の影響力を示すPER(Player Efficiency Rating)は、リーグトップの31.3だった。 このように多くのスタッツでリーグ最高峰の数字を残すヨキッチを支持する声は多く、ブルックリン・ネッツのヘッドコーチで自身も現役時代に2度MVPに輝いた経験のあるスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)は、「今シーズンのMVPは明らかにヨキッチだと思う」とコメントしている。 「彼はチームメイトを向上させる。ジャマール・マレーを怪我で失っても負けていない。それこそがヨキッチがいかに優れているかを示しているだろう」 ■フル出場こそ最高の能力 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)など、ヨキッチ以外にも多くの選手がMVP候補に挙げられている。しかし、そのなかで今季1試合も欠場していないのはヨキッチだけだ。ヨキッチ以外の面々は、少なくとも9試合を欠場している。昨季と今季の間隔が短かったなかで、いかにヨキッチがいい準備をしてきたかを証明していると言えるだろう。 ナゲッツのマイケル・マローンHCは、「逆境から逃げる人もいれば、それで成長する人間もいる。ヨキッチはそれを受け入れる男だと思う。チャンスがなくて壁にぶつかっている時にこそ最高のパフォーマンスを発揮すると思うんだ」とヨキッチを評している。 ■ボーカルリーダーとしても進化 これまではプレイで語るタイプだったヨキッチだが、チームに若手が増えたことで今季はより声掛けが増えた。積極的にアドバイスを送るなどし、新加入選手が素早くチームに溶け込めるようにしていた。 これは司令塔のマレーが怪我でチームを離脱して以降、より顕著となった。コート上でコーチのような存在となり、若手をリード。PJ・ドジアーやブラッコ・チャンチャー、マーカス・ハワードがキャリアハイの得点を挙げられたのも、その隣でプレイしていたヨキッチが自信を与えていたからに違いない。

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