日本時間5月15日(現地14日)、キャピタル・ワン・アリーナでイースト10位のワシントン・ウィザーズ(32勝38敗)と同13位のクリーブランド・キャバリアーズ(22勝48敗)が対戦する。プレイイン・トーナメント進出確定までマジック1としているウィザーズは、この一戦でその座を勝ち取りたい。 13日(同12日)に行われたアトランタ・ホークス戦で、ウィザーズは試合残り24.8秒に逆転の3ポイントを許して116-120で敗戦。惜しくもプレイイン・トーナメント確定を逃した。今季はイースタン・カンファレンスのチームに14勝26敗と負け越しているが、キャバリアーズには2戦2勝と好相性で、良いイメージを持って試合に臨めるだろう。 得点ランキング2位のブラッドリー・ビールが怪我で3試合連続の欠場とエースを欠くなか、チームの命運を握るのは“ミスター・トリプルダブル”ことラッセル・ウェストブルックだ。ウェストブルックはビール不在の直近3試合で、平均31.7点、12.3リバウンド、17アシストとその穴を埋める大活躍を披露。今季のキャバリアーズ戦では平均14.5点、FG成功率40%とシュートタッチに苦しんでいるが、自身の得点を伸ばせるかがカギとなる。 そのウェストブルックを“センパイ”と慕う八村塁の奮起にも期待したい。体調不良で2試合欠場したものの、5月は平均17.8点、FG成功率53.4%と調子を上げている。八面六臂の活躍が続く司令塔を攻守で援護できるか。 一方のキャバリアーズは直近10試合でわずか1勝と絶不調で、プレイオフ出場を3季連続で逃している。明るい話題は少ないが、希望の光はエースとして一本立ちしたコリン・セクストンだ。今季は平均24.4点、3.2リバウンド、4.4アシストと、主要3項目でキャリアハイをマーク。フランチャイズの顔として今後さらに飛躍することが期待される。5月1日(同4月30日)のウィザーズ戦ではチームトップの22点を挙げたが、FG成功率は36.8%、そして8ターンオーバーを喫するなど精彩を欠いた。未来のスター候補生が、前回対戦以上のパフォーマンスを披露できるかも見どころとなる。 ウィザーズは8位浮上のチャンスがまだ残されているだけに、相性が良い相手に是が非でも勝って最終戦に繋げたい。キャバリアーズは飛躍を目指す来季への布石として、セクストン中心に意地を見せられるか。