日本時間4月23日(現地22日)、アメリカン・エアラインズ・アリーナでロサンゼルス・レイカーズ(35勝23敗)と、ダラス・マーベリックス(31勝26敗)が対戦する。ウェスタン・カンファレンスでレイカーズが5位、マーベリックスが7位とプレイオフ出場権を争う両軍の一戦では、久々の実戦復帰が予定されるアンソニー・デイビス(レイカーズ)に注目だ。 直近11戦では5勝6敗と勝って負けてを繰り返すレイカーズだが、ついに攻守のキーマンであるデイビスが復帰する。デイビスは2月15日(同14日)に行われたデンバー・ナゲッツ戦の第2クォーターにニコラ・ヨキッチと接触して負傷退場。右ふくらはぎの肉離れと、右アキレス腱炎の悪化と診断され、その後約2か月にわたり戦列を離れていた。 負傷前は23試合でレブロン・ジェームズに次ぐチーム2位の平均22.5得点、8.4リバウンド、3.0アシスト、1.3ブロック、1.8アシストを記録していたデイビス。離脱以降チームは奮闘したが、14勝16敗と停滞していただけに、攻守で抜群のインパクトを残すビッグマンの復帰は大きなブーストになるはずだ。本人も「100%の状態で戻ってきたかったんだ。調子は非常に良い」と語っており、前回対戦時に28得点、8リバウンド、5アシストとマルチに活躍したマーベリックス戦で再び躍動することが期待される。 勝負のポイントとなるのは、デイビスの出場時間。コンディション、センターのアンドレ・ドラモンドとの相性を含め、チームとして確認したい要素は多くあるが、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「これほど長い期間離脱するとリズムを取り戻すまでに数週間かかるだろう」とデイビスを徐々に実戦に慣らしていく方針。プレイングタイムには制限が設けられることが予想されるなか、そこでどれだけのインパクトを残せるかが鍵となる。 ルカ・ドンチッチ擁するマーベリックスは22日(同21日)に行われたデトロイト・ピストンズ戦に勝利し、レイカーズとのゲーム差を3.5に縮めている。追随するチームを止めるためにもレイカーズにとって負けられない一戦になるが、果たしてデイビスはどのような働きを見せるのか。