ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、日本時間4月10日(現地9日)に敵地で行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイの53得点をマーク。フランチャイズのレジェンドであるラリー・バードを上回る最年少記録を打ち立てた。 勝率5割(26勝26敗)と今季波に乗り切れないセルティックスは、リーグ最下位に沈むウルブズ相手に苦戦。第1クォーターで14点差をつけられたが、その後巻き返してオーバータイムに持ち込み、最終的に145-136で激闘を制した。 最大17点差をひっくり返して逆転勝利を飾る原動力となったのが若きエースのテイタムで、これまでのキャリアハイだった48得点を上回る53得点(フィールドゴール16/25、3ポイント6/10、フリースロー15/16)をマーク。23歳での50得点超えは、英雄バード(26歳)を上回るフランチャイズ史上最年少記録となった。 『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、テイタムは試合後、「このリーグで、特にこの年齢で50得点を挙げるのは大きなこと。生涯忘れられない夜になった。大きな勝利だ」と喜びを語ったという。また、ブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)も「テイタムは特別な存在だった。彼はコンペティターだ」と殊勲の活躍を称えている。 昨季カンファレンス決勝に勝ち進んだセルティックスは、故障が相次いたチーム状況もあって成績が伸び悩んできたが、若きエースの大爆発で勢いに乗れるだろうか。