日本時間3月25日(現地24日)、ファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックス(28勝14敗)とボストン・セルティックス(21勝22敗)が対戦する。両チームはシーズン開幕戦となった昨年12月24日(同23日)に一度対戦し、その時は122-121でセルティックスが勝利した。 開幕前からイーストのコンテンダーになることが目された両軍だが、現在のチームコンディションは対照的だ。直近13試合で1度しか負けていない7連勝中のバックスは、今NBAで最も勢いに乗っているチームと言っても過言ではないだろう。直前のインディアナ・ペイサーズ戦では左ひざを痛めたエースのヤニス・アデトクンボが欠場するも、140-113の大勝を飾っている。 その日28得点、14アシストを挙げたドリュー・ホリデーは勝利後に「ベストプレイヤーが出れない時、僕らの集中力はさらに高まる。みんなの負担が少しずつ増えるが、僕らがどのようなチームであるかを証明した」と語り、自身を含め5人が18得点以上を記録した総合力の高さに自信を示した。 アデトクンボとペイサーズ戦で足首を負傷したPJ・タッカーの出場は微妙だが、ホリデーを筆頭にクリス・ミドルトン、ブルック・ロペス、ドンテ・ディビンチェンゾ、ボビー・ポーティスなど実力者は揃っている。勢いそのままに、1試合平均120.0得点というリーグ2位の得点力を発揮できれば、開幕戦のリベンジは見えてくるはずだ。 対するセルティックスはオールスター後の7試合で5敗と苦境が続き、借金生活へ突入してしまった。その間に挙げた勝利も、先日まで20連敗を記録していたヒューストン・ロケッツと、直近12戦で11敗しているオーランド・マジックからと、自信にできるものではなかった。 鍵となるのは、オールスター以降レイティングがリーグワースト4位に落ち込む守備だ。昨季リーグ4位という堅守を誇っていただけに、本来の実力を取り戻したい。 朗報は、23日(同22日)のメンフィス・グリズリーズ戦をそれぞれ欠場していた、ジェイソン・テイタムとケンバ ・ウォーカーが復帰予定であること。プレイイン・トーナメント出場枠のイースト8位から浮上するためには、主軸2人の活躍は欠かせないだろう。