日本時間3月3日(現地2日)、NBAはユタ・ジャズのクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)とブルックリン・ネッツのスティーブ・ナッシュHCを2月の最優秀コーチに選出したと発表した。 スナイダーHCはジャズをリーグベストとなる12勝2敗に導いた。オーランド・マジックのスティーブ・クリフォードHCが「ジャズを見ると、彼らが自分たちのゲームを理解した上でそれを遂行していることが分かる。NBAで最もバランスの取れたチームだと思う」と称賛すれば、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCも「普通のファンなら彼らの快進撃に驚くかもしれないけど、このリーグにいる人間ならジャズが少なくとも過去3年はエリートチームの1つだったこと、彼らが毎年成長していたところを見ている」とコメント。他チームの指揮官が、ジャズの躍進とその裏にあるスナイダーHCの手腕を高く評価している。 スナイダーHCが月間最優秀コーチに輝くのは通算3度目で、前回は今季の12・1月だった。ジャズで同賞を複数回受賞しているのは、フランク・レイデン(2度)、ジェリー・スローン(10度)とスナイダーHCのみである。 ナッシュHCが月間最優秀コーチを手にするのは初めて。ネッツでは2014年のジェイソン・キッド以来、史上5人目(バイロン・スコット、ローレンス・フランク、エイブリー・ジョンソン、キッドに次ぐ)である。また、ジェームズ・ハーデンも月間MVPに輝いており、選手とHCが揃って月間賞を手にしたのは球団史上4度目だ。 ネッツは2月にイーストではベストとなる9勝4敗を記録。オフェンシブ・レイティング(119.4)、FG成功率(50.1%)、3ポイント成功率(41.0%)、平均3ポイント成功数(16.0)もイーストトップをマークした。また、11~26日(同10~25日)にかけて、2005-06シーズン以降では最長となる8連勝も達成している。