日本時間3月4日(現地3日)午前9時、八村塁が所属するワシント・ウィザーズがホームのキャピタル・ワン・アリーナでメンフィス・グリズリーズと対戦する。 直近9戦で7勝と好調のウィザーズだが、3月1日(同2月28日)のボストン・セルティックス戦は、2桁点差を追いついて試合残り46.9秒までリードしていながら逆転負けを喫した。今後さらに上位を目指すには、こうした接戦を勝ち切る強さが不可欠となる。 そうしたなかで求められるのがベテランのリードだ。ブラッドリー・ビールは「ボストン戦で得たポジティブなことを残りのシーズンで生かしていく。改善できる部分にフォーカスして進んでいく」と前向きに語った。 今回対戦するグリズリーズは若手が多いのが特徴で、最近はオフェンスの爆発力を見せつけている。3月1日(同2月28日)にはヒューストン・ロケッツに49点差の圧勝。この試合は20点超えの選手が不在で、7人が2桁得点、13人が得点を挙げるというバランスの良さが光った。さらに、2月26日(同25日)にはロサンゼルス・クリッパーズにも28点差で快勝しており、ウィザーズに勝るとも劣らない勢いがあると言えるだろう。 ビールも「メンフィスは若くてハングリーでエネルギッシュなチーム」と認めている。グリズリーズには勢いに乗った時の爆発力があるだけに、ウィザーズとしては相手のペースに付き合わず、試合をコントロールすることが求められる。 先のセルティックス戦では今季最低の2点にとどまった八村塁だが、ディフェンスやリバウンドなどでチームに貢献する姿は見られている。ただし、ディフェンスが集中するビールの負担を軽減するためにも、3試合ぶりの2桁得点に期待したい。なお、グリズリーズにはゴンザガ大時代のチームメイトであるブランドン・クラークがいるので、かつての仲間とのマッチアップする場面が見られそうだ。