日本時間2月27日(現地26日)午後0時、ステイプルズ・センターでロサンゼルス・レイカーズとポートランド・トレイルブレイザーズが対戦する。レイカーズは4連敗中、ブレイザーズは3連敗中とリズムを崩している両チームだが、この一戦で立て直しの契機を掴むのはどちらか。 開幕から盤石の戦いぶりを見せつけてきたレイカーズだが、アンソニー・デイビスの戦線離脱でリズムが崩れた。それ以降、右アキレス腱を痛めて途中退場した2月14日(同13日)のデンバー・ナゲッツ戦を含めて、チームは1勝5敗。直近4戦は全敗で、25日(同24日)のユタ・ジャズ戦は今季最小の89点&今季最大の25点差という完敗だった。 そんなチームで36歳のレブロン・ジェームズが奮闘し続けている一方で、若手に元気が見られないのが気がかりだ。4連敗中のFG成功率は、カイル・クーズマが38.6%、アレックス・カルーソは23.1%と正確性を欠いていた。デイビスの不在でレブロンに集中しがちの負担を軽減するためにも、彼らの復調は不可欠だ。また、4連敗中は3度も100点以下に抑え込まれているだけに、効率よく外からシュートを沈めて相手ディフェンスを広げ、優位にオフェンスを展開したい。 昨年12月末の対戦でレイカーズに勝利しているブレイザーズだが、その試合で20点、11アシストをマークしていたCJ・マッカラムが、左足骨折で1月中旬から戦列を離れている。その大きな穴を埋める1人のデイミアン・リラードはレイカーズ戦に滅法強く、対戦チーム別の平均得点で2位となる平均27.9点を挙げている。今回の対戦でも果敢にシュートを狙いに行くはずだ。 もちろん、マッカラムに代わって先発SGを務めるギャリー・トレントJr.の奮起も欠かせない。3連敗中は平均15.0点をマークしていたが、FG成功率は34.0%、3ポイント成功率は32.3%と精彩を欠いていた。前回のレイカーズ戦では3ポイントを7本沈めて28点と大爆発しているだけに、同じ相手との一戦を復調のきっかけを掴みたい。 そのほか、レブロンとカーメロ・アンソニーの同期マッチアップも実現する場面があるだろう。互いの手の内を知り尽くした2人の駆け引きは必見だ。なお、カーメロは24日(同23日)のデンバー・ナゲッツ戦で24点をマーク。通算FG成功数で歴代17位のロバート・パリッシュ(9614本)にあと1本と迫っており、この一戦で追い越すのはほぼ確実だろう。記録更新に勝利という花を添えられるか。