攻撃力リーグ1位のネッツ、ジェームズ・ハーデンが改善点を指摘「個々で相手を止める必要がある」

ブルックリン・ネッツは今季、ここまでイースタン・カンファレンス3位(14勝9敗)の好位置につけている。ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの“ビッグ3”を擁して圧倒的な破壊力を誇る一方で、課題はやはりディフェンスだ。スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)、選手ともに改善点を口にしている。 デュラントとアービングが故障から復帰したネッツは、日本時間1月14日(現地13日)に大型トレードでヒューストン・ロケッツからハーデンを獲得。リーグ優勝を狙い、大きく舵を切って勝負をかけた。 ハーデン加入以降、チームは7勝2敗と結果自体は悪くない。しかし、今季の1試合平均122.3得点がミルウォーキー・バックス(121.0得点)を抑えてリーグ1位なのに対し、平均117.8失点はリーグワースト3位。カンファレンス14位に沈むワシントン・ウィザーズに2戦2敗で、2月1日(同1月31日)の対戦では149失点を喫していることからもディフェンスが懸念材料なのは間違いない。 『NBA.com』のショーン・パウエル記者は、「プレイオフまでの間にチームは何を修正すべきか。デュラント、アービング、ハーデンもネッツのベストディフェンダーでなければならない」と指摘。そのうえで、第4クォーターに試合をひっくり返して124-120で勝利したロサンゼルス・クリッパーズ戦後のハーデンのコメントを紹介している。 「攻撃に関して言えば、俺たちはリーグでベストチームの一つだ。だけど、試合終盤には個々で相手を止める必要がある」 ナッシュHCも、「毎晩、この戦いができれば、我々は良いチームになるだろう。我々は少なくとも堅実な守備をするチームにはなれる。もっとも、相手も我々を守らないといけないけどね」と改善の余地があることを認めている。 ハーデン獲得に伴い、選手層が薄くなった印象が否めないだけに、勝利のためには“ビッグ3”もディフェンスの意識を高める必要がありそうだ。

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