ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、2年目を迎えた2020-21シーズンに好スタートを切った。20歳の期待の逸材は、「チームが必要なことは何でもする」とさらなる飛躍に意気込んでいる。 2019年のドラフト1巡目全体1位指名でNBA入りしたウィリアムソンは、右膝半月板損傷により開幕44試合を欠場。1月22日(日本時間23日)のサンアントニオ・スパーズ戦で22得点、7リバウンドを記録するデビューを飾り、ルーキーイヤーは24試合で平均22.5得点、6.3リバウンド、2.1アシストを挙げたが、負担を考慮して平均出場時間は27.8分にとどまっていた。 迎えた2年目の今季は開幕戦こそ15得点、10リバウンドだったが、12月25日(同26日)のマイアミ・ヒート戦では32得点、14リバウンドと爆発。続くサンアントニオ・スパーズ戦でも3戦連続のダブルダブルをマークしている。 平均プレイ時間は35.3分と増えており、チーム2位の平均21.7得点、11.7リバウンド。“制限”がないことで、エネルギッシュに伸び伸びとプレイできているようだ。『NBA.com』のショーン・パウエル記者は、ウィリアムソンのコメントを紹介している。 「僕はバスケットボールが好きなんだ。(プレイ時間に)制限がないのは歓迎さ。攻撃でも守備でもチームが必要とすることは何でもする。僕は生粋のコンペティターなんだ」 今季から新たに指揮を執るスタン・バンガンディHC(ヘッドコーチ)も、「彼は素晴らしいプレイメーカーだ。ドリブルからパスもできる。多才な男なんだ」とポテンシャルに太鼓判を押している。 無限の可能性を秘めたウィリアムソンが、満を持して迎えた2年目のシーズンでどこまで成長を遂げるのか、多くの人々が熱視線を注いでいる。