マイアミ・ヒートのバム・アデバヨが、2020-21シーズンにおける自身の課題について言及した。 アデバヨは先発に定着した昨季に平均得点(15.9)、リバウンド(10.2)、アシスト(5.1)、スティール(1.1)、ブロック(1.3)のすべてで自己ベストを更新。初めてのオールスター出場、また、オールディフェンシブ2ndチームにも選出されるなど大きくステップアップし、チームのNBAファイナル進出に貢献した。 高い万能性を誇り、攻守においてチームに欠かせない存在となったアデバヨは、今オフに5年の延長契約を締結。さらなる飛躍が期待されるなか、新シーズンに向けてミドルレンジシュートの精度向上に取り組んでいると明かした。その内容を『HEAT.com』のクーパー・モアヘッド記者が伝えている。 「(チームのために)スペースを広げようとしているんだ。僕のミドルは良くなっているし、これからも打ち続けるよ」 チームを指揮するエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)も、アデバヨの成長に期待をしている。アデバヨのミドルレンジにおける昨季のシュート成功率は22.3%(94本中21本成功)だったが、これを安定的に決められるようになれば「彼のプレイの幅が広がり、相手にプレッシャーをかけることができる」と語っている。また、チームリーダーのジミー・バトラーも「バムは彼が成り得る最高の選手になる」と信頼を示した。 本数こそ少なかったが、プレシーズンでは2試合で4本中3本のミドルレンジシュートを成功させ、成長の跡を見せたアデバヨ。進境著しい23歳のビッグマンがレベルアップした分だけヒート優勝の可能性は高くなるだけに、新シーズンでのプレイに期待が懸かる。 ヒートは12月23日(日本時間24日)に、オーランド・マジックとシーズン開幕戦を戦う。