トム・シボドー新HC(ヘッドコーチ)の下で再建を目指すニューヨーク・ニックスが、ロールプレイヤー中心に移籍市場で動いている。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、オクラホマシティ・サンダーから完全FA(フリーエージェント)となったナーレンズ・ノエルは、ニックスと1年500万ドル(約5億2000万円)で合意に至ったと、代理人のリッチ・ポール氏とルーカス・ニュートン氏が明かしたという。 2013年のドラフト1巡目6位指名でNBA入りしたノエルは、左膝の故障もあって高校時代の高評価に見合う活躍は見せられていないが、昨季はサンダーで61試合に出場して平均7.4得点、4.9リバウンド、1.0スティール、1.5ブロック、FG成功率68.4%をマーク。セカンドユニットの一員としてコンスタントな活躍を見せていた。 ニックスはそのほか、ヒューストン・ロケッツとのプレイヤーオプションを破棄して完全FAとなったガードのオースティン・リバースと1年契約で合意。父親のドック・リバースが今オフにフィラデルフィア・76ersの新HC(ヘッドコーチ)に就任しており、同地区で対戦することになる。また、昨季45試合(うち36試合でスタメン)に出場して平均10.0得点、4.7リバウンド、7.2アシスト、1.6スティールを記録した26歳のエルフリッド・ペイトンとも1年500万ドルで再契約に合意した。 さらにニックスは、11月22日(日本時間23日)にアレック・バークスとの契約も発表。ゴールデンステイト・ウォリアーズ、76ersの2チームでプレイした昨季、バークスはシーズン通算平均15.0得点、4.3リバウンド、2.9アシスト3ポイント成功率38.5%を記録している。 クリス・ポール(サンダー→フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)ら大物スターのトレードに動くと噂されていたなかで、今オフはここまで慎重かつ堅実な動きにとどまっている。