ロサンゼルス・レイカーズから完全FA(フリーエージェント)となったエイブリー・ブラッドリーが、マイアミ・ヒートと契約合意に至ったという。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。 3&D(3ポイントとディフェンスの名手)として知られるブラッドリーは、昨季開幕前にプレイヤーオプション込みの2年総額977万ドル(約10億1000万円)でレイカーズへ移籍。出場49試合中44試合でスタメンを務め、平均8.6得点、2.3リバウンド、1.3アシスト、0.9スティールといぶし銀の働きを見せていたが、バブル(隔離地域)で再開したシーズンは家族を優先して参加を見送っていた。 レイカーズが優勝を果たしたなか、ブラッドリーはより長い契約を求めて2020-21シーズンのプレイヤーオプション(500万ドル/約5億2000万円)を破棄。ミルウォーキー・バックスやゴールデンステイト・ウォリアーズなどが新天地候補に挙がるなか、ブラッドリーの代理人を務めるチャールズ・ブリスコー氏は、ヒートと2年総額1160万ドル(約12億円)で契約合意に至ったと明かしたという。 2010年のドラフト1巡目19位でNBA入りしたブラッドリーは、ボストン・セルティックス、デトロイト・ピストンズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、メンフィス・グリズリーズ、レイカーズと渡り歩き、ヒートが自身6チーム目。10年間で通算571試合に出場し、平均11.8得点、2.9リバウンド、1.8アシスト、1.0スティール、3ポイント成功率36.4%を記録している。 ヒートはベテラン司令塔のゴラン・ドラギッチとも再契約しており、ガード陣は昨季大活躍したタイラー・ヒーロー、ケンドリック・ナン、そして契約合意したブラッドリーと選手層に厚みが増した。