ダラス・マーベリックスは、オクラホマシティ・サンダーから完全FA(フリーエージェント)となるダニーロ・ガリナーリの獲得に興味を持っているという。『SNY』のイアン・ベグリー記者が伝えている。 2019-20シーズン、ガリナーリはサンダーで62試合に出場して平均18.7得点、5.2リバウンド、3ポイント成功率40.5%を記録。外角のシュート力があり、パワーフォワードをこなせる即戦力として複数のチームが獲得に関心を示しているようだ。 マーベリックスにとってガリナーリは、チームが欲しているルカ・ドンチッチ、クリスタブ・ポルジンギスに次ぐ第3のスコアラーとして申し分のない実績を備えている。また、32歳とベテランの域に入り、優勝を狙えるチームでプレイしたいと語っており、マーベリックスはその条件に合致すると言っていい。 ただ、一方でマーベリックスは、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アテトクンボなど複数の大物がFAとなる可能性がある2021年夏に向けてサラリーキャップに空きを作っておきたいと見られている。その場合、ガリナーリの望むような大型契約を提示するのは難しい。 年齢で見るとガリナーリにとって今回は最後の大型契約を得られるタイミングであり、当然のようにより良い金額を求めたい。ただ、マーベリックス、さらにマイアミ・ヒートなど彼に興味を持っていると言われる強豪チームはサラリーキャップの都合から大型契約のオファーは期待しづらい。ガリナーリがどう折り合いをつけて新天地を選ぶのか興味深いところだ。