今オフ完全FAのゴラン・ドラギッチ、ヒート残留希望も「どうなるか分からない」

マイアミ・ヒートの主力ガードとして昨季活躍したゴラン・ドラギッチが、怪我で不完全燃焼に終わったNBAファイナルや、現在の健康状態、そして完全FA(フリーエージェント)になる今オフについて語った。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がホストを務める『Stadium』に出演したドラギッチは、左足底筋膜断裂の影響でファイナルでは第1戦と第6戦の合計34分間しかプレイできなかった。 その胸中について、「とても辛かった。僕は試合に出たかったんだ。NBAファイナルでプレイすることが子供の頃からの夢だったからね。怪我から復帰するためにあらゆる手を尽くしたけれど、不完全な状態で復帰することしかできなかった。復帰戦では、怪我をした箇所がまだかなり痛かったんだ」と明かした。現在は回復状況も良好で痛みはまったくなく、思ったように動ける状態だという。 さらに、ドラギッチはFAについてもこのように語っている。 「自分にとって最も大事なのは、リスペクトされているかどうかだ。僕は試合で全力を尽くすし、ハードにプレイするからね。だから、もちろんヒートは僕との再契約を考えてくれていると思う。できれば、新シーズンも彼らと優勝を目指したい。でも、NBAはビジネスだということも理解している」 「(契約先については)様々な可能性があるので、行方を見守りたい。僕は、すべてのオファーを聞いたうえで、自分と家族にとってベストの選択をしたいと思っている。ヒートは僕に良くしてくれたけれど、どうなるかは分からない。できればヒートと再契約したいと思っている」 2008年のNBAドラフト2巡目全体45位で指名され、フェニックス・サンズやヒューストン・ロケッツなどを経て2015年にヒートへ移籍したドラギッチは、昨季は1試合平均16.2得点、3.2リバウンド、5.1アシストを記録。プレイオフではエースのジミー・バトラーに次ぐ平均19.1得点を記録した。 ドラギッチのタフなプレイスタイルはヒートにマッチしており、2018年には自身初のオールスター出場も果たしているが、チーム側が34歳という年齢をどう捉えるかが契約の鍵になりそうだ。

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