ユタ・ジャズのマイク・コンリーは、5年契約の最終年にあたる2020-21シーズンのアーリー・ターミネイト・オプション(選手側の希望により契約を破棄すること)を行使せず、チームに残留することが濃厚のようだ。11月12日(日本時間13日)、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者が伝えている。 コンリーは2016年にメンフィス・グリズリーズと5年1億5300万ドル(約160億円)という、当時の史上最高総額にあたる超大型契約を締結。12月22日(同23日)に開幕する2020-21シーズンのサラリーも推定3450万ドル(約36億円)と高額なため、その契約を自ら破棄することはないだろうと以前から予想されていた。 2007年のNBAドラフト1巡目全体4位指名でプロ入りしたコンリーは、オールスターの出場経験こそないものの、NBAトップクラスのポイントガードとして12年にわたりグリズリーズを牽引。昨年オフにトレードでジャズに移籍した昨季は、新天地で思うように力を発揮できず、序盤戦はファンからも落胆の声が相次いだ。しかし、その後は怪我に悩まされつつも徐々に調子を取り戻し、最終的にキャリア通算成績とほぼ同等の平均14.4得点、3.2リバウンド、4.4アシスト、3ポイントシュート成功率37.5%を記録。プレイオフでは、第3子の出産に立ち会うために一度チームを離れるも、5試合で平均19.8得点、2.8リバウンド、5.2アシスト、1.6スティール、3ポイントシュート成功率52.9%という活躍を見せた。 33歳という年齢を考えると、来年のオフに完全FA(フリーエージェント)となるコンリーにとって、2020-21シーズンは勝負の年となる。それだけに、新シーズンではさらなる奮起が期待される。