11月4日(日本時間5日)、ニューオーリンズ・ペリカンズがベテランガードのドリュー・ホリデーをトレード候補にし、すでに複数の強豪チームから話が来ているようだと、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。それに対し、ペリカンズのバスケットボール運営部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるデイビッド・グリフィン氏がコメントした。 UCLAから2009年のNBAドラフト1巡目全体17位指名でフィラデルフィア・76ersに入団し、2013年にペリカンズに移籍したホリデーは、身長193cmとポイントガードとしては大柄で、サイズを活かしたディフェンスと、内外で得点できるシュート力を兼備するリーグトップクラスの選手だ。またホリデーは、脳腫瘍を克服した妻ローレンさんとともに、地域コミュニティーへの支援を積極的に行う人格者としても知られている。 そんなホリデーのトレードの噂について、グリフィン氏は以下のようなメッセージを発表したと、『The Bird Writes』のオレー・コセル記者は伝えている。 「我々は今のチームの競争力を高めると同時に、将来に向けたチーム作りも考えている。そのうえで、もしドリューが今後もチームに必要という結論に達したら、それは我々にとっても嬉しいことだ。だが、もしチーム、そして彼自身にとってトレードが最善だと判断したら、実際にそうするだろう。これらは持続的なチーム作りには必要不可欠なことだ。ドリューも勝てる環境でプレイすることを望んでいる。我々は、彼がペリカンズで成し遂げてきたことに感謝しているし、我々の関係が終わるような理由は特にないと思っている」 このようにグリフィン氏は、基本的にはチーム残留の考えではあるが、チームとホリデーの双方にとって良い条件が出てきたと判断できた場合はトレードにも応じるスタンスだとした。 現在30歳のホリデーは、昨季は61試合で1試合平均19.1得点、4.8リバウンド、6.7アシスト、1.6スティールを記録。攻守で計算できるリーグ屈指の2ウェイプレイヤーには、マイアミ・ヒート、ブルックリン・ネッツ、デンバー・ナゲッツなどのチームが獲得を狙っていると噂されている。