ロサンゼルス・レイカーズは今季、2009-10シーズン以来のNBAタイトルを獲得し、新シーズンは歴代単独トップとなる通算18回目の優勝を目指す。今オフの補強動向が注目されるなか、デリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)が獲得ターゲットになる可能性があるようだ。『heavy.com』のショーン・ディビニー記者が伝えている。 レイカーズはラジョン・ロンド(260万ドル/約2億7000万円)、ケンテイビアス・コルドウェル・ポープ(850万ドル/約9億円)がプレイヤーオプションを破棄する見込み。エイブリー・ブラッドリー(500万ドル/約5億3000万円)もプレイヤーオプションの権利を持っており、ガード陣に不透明な要素が多い。2連覇を狙うにあたっては補強ポイントの一つだが、今年2月のトレード期限前に獲得の噂が浮上していたローズも選択肢になり得るようだ。 ローズはレブロン・ジェームズと2017-18シーズンの約半年間、クリーブランド・キャバリアーズでチームメイトだった経歴を持つ。ピストンズと1年間契約が残っている一方で、「チャンピオンシップを勝ち獲りたい。それが、本当に望んでいることだ」と“勝てるチーム”への移籍願望も口にしている。 ディビニー記者は、8カ月の月日を経て、2月よりもトレードが行われる可能性は高くなっているとして、NBAの某GM(ゼネラルマネージャー)による証言を伝えている。 「今年1月、2月の時点では双方とも気乗りしない状態だった。レイカーズはバイアウトされた選手で補強できると考えていたからだ。ピストンズもローズがチームに満足していたから、大きな動きをしようとは考えていなかった。お互いに興味を持ちながらも、それほど真剣ではなかったということだ。そして今、少し状況が変わってきた。以前よりも前向きに考えており、今はもっと可能性は高い」 今年2月の交渉では、レイカーズがアレックス・カルーソとドラフト指名権を提示したのに対し、ピストンズがカイル・クーズマを要求したために破談になったとも言われている。ローズが加入するとなれば、ジェームズにとっても頼もしい援軍となりそうだ。