ブルックリン・ネッツは10月14日(日本時間15日)、フランチャイズ史上初となるクラシックエディションのジャージーを発表。30年前の1990-91シーズンに着用されていたデザインを復刻させたジャージーは、水色から白へのグラデーションが目を引く仕上がりとなっている。 ニュージャージーに拠点を置いていた時代に、ファンから人気を博した“タイダイ(絞り染め)”デザインは、NBAのジャージーの歴史においても名を馳せた一品。胸に「NETS」の大きなパッチが施されているのも特徴だ。 ネッツCEOのジョン・アッバモンディ氏は、「このタイダイのジャージーは長い間、ファンから支持されていた。我々はファンの声に耳を傾ける組織となるべく努力している。時代を超越したジャージーを再び採用することができて誇りに思う」と声明を発表した。 今回、クラシックエディション・ジャージーのモデルに抜擢されたカイリー・アービングは、オーストラリアのメルボルンで生まれた後にアメリカへ移住し、ニュージャージー州ウェストオレンジで育った。 ネッツ公式サイト『BROOKLYNNETS.COM』のトム・ダウド記者は、アービングが2002年のNBAファイナルをアリーナで現地観戦していたことに触れるとともに、「このチームの一員となり、優勝することが俺のモチベーションになった。Jキッド(ジェイソン・キッド)のようになりたかった。いつかネッツのためにプレイし、何かを成し遂げたいと思っていたんだ」というコメントも紹介している。 また、アービングはジャージーの復刻についても、「このジャージーを着ることは、レジェンドに敬意を表するのと同じだ」と話している。 スティーブ・ナッシュ新HC(ヘッドコーチ)が就任し、アービング、ケビン・デュラントを中心としたチーム作りの行方が注目されるネッツ。初のクラシックエディション・ジャージーも新シーズンの注目ポイントの一つになりそうだ。