NBAは10月1日(日本時間2日)、今年6月に現役を引退したビンス・カーターが2019-20シーズンのスポーツマンシップ賞に輝いたことを発表した。 スポーツマンシップ賞は道徳的な振る舞い、フェアプレイ、誠実な姿勢をもってプレイした選手に贈られる賞で、1995-96シーズンからスタート。各チームから1名ずつ、計30名がノミネートされるなか、パネリストが各ディビジョンから1名ずつファイナリストを選定する。 今季はカーター(アトランタ・ホークス/サウスイースト地区)、ラングストン・ギャロウェイ(デトロイト・ピストンズ/セントラル地区)、ギャレット・テンプル(ブルックリン・ネッツ/アトランティック地区)、スティーブン・アダムズ(オクラホマシティ・サンダー/ノースウエスト地区)、ハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス/パシフィック地区)、タイアス・ジョーンズ(メンフィス・グリズリーズ/サウスウエスト地区)の6人を対象に、NBA現役選手の投票(1~6位票。それぞれ11、9、7、5、3、1ポイントが付与)が実施された。
その結果、全266票中143票の1位票を得たカーターが、合計2520ポイントを獲得して初受賞。テンプルが1746ポイントで2位、アダムズが1632ポイントで3位と続いた。 NBA史上初めて4つの年代(1990、2000、2010、2020)でプレイしたカーターは、歴代3位となる通算1541試合に出場。歴代19位の通算2万5728得点、同6位の通算3ポイント成功数2290本を誇るなど、スーパースターとして長年リーグを牽引した。 2015-16シーズンには、無私無欲なプレイに徹し、リーダーシップを持ち、他の選手の模範となり、献身的に働く選手に贈られるチームメイト・オブ・ザ・イヤーも受賞。引退後は、NBAとNCAAの解説者として『ESPN』と契約し、活躍している。