クリーブランド・キャバリアーズのJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は9月23日(日本時間24日)、アンドレ・ドラモンドが「個人的状況」により、ミニキャンプに参加しないと明かした。『AP通信』のトム・ウィザーズ記者がツイッターで伝えている。 フロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)に招待されなかった8チームは、NBA管理下の環境で自主的なワークアウト開催が許可されている。ワークアウトは1対1などをメインとする「第1フェーズ」(9月14~20日)を経て、スクリメージなど実戦的なトレーニングを行う「第2フェーズ」(9月21日~10月6日)に突入。ウィザーズ記者によれば、23日の練習では5対5が行われたという。
レギュラーシーズンで19勝46敗とイースタン・カンファレンス最下位に沈んだキャブズは、新型コロナウイルスによるリーグ中断の影響で3月10日(同11日)のシカゴ・ブルズ戦を最後に実戦から遠ざかっている状況。ビッカースタッフHCは「若いチームにとってチャレンジだった」と振り返りつつ、「モチベーションが戻ってきた」と練習を重ねてムードが良くなってきたことを語っている。 そのなかで、今年2月にデトロイト・ピストンズからトレードで加入したドラモンドは、2020-21シーズンの年俸2875万ドル(約30億円)の契約を破棄して、完全FA(フリーエージェント)になる権利を保有。現時点で去就こそ明らかになっていないものの、シーズン中からプレイヤーオプション行使の噂も再三浮上していた。 『CBSスポーツ』は「ドラモンドが自宅でオフシーズンのコンディショニング調整ができるならば、ミニキャンプに不参加でも、2020-21シーズンに向けたキャバリアーズのトレーニングへの準備に影響はない」と報じているが、キャブズとしては流出の覚悟もしておかなければならないかもしれない。