「NBA Rakuten」は日本時間9月18日(金)午前8時より、マイアミ・ヒートとボストン・セルティックスによるイースタン・カンファレンス決勝第2戦を配信する。オーバータイムの激闘となった第1戦は、ジミー・バトラーの逆転弾と、同点を阻止するバム・アデバヨのスーパーブロックによりヒートが117-114で勝利。ここでは実力伯仲の両者によるシリーズ第2戦の、注目ポイントを紹介する。
第2戦でセルティックスがリベンジするには、ケンバ・ウォーカーの復調が欠かせない。オーバータイムで一時は逆転となるジャンパーを沈めるなど19得点を記録したが、FG成功率31.6%(6/19)、3ポイント成功率11.1%(1/9)と精彩を欠いた。初戦を含めた直近3試合でも、12.7得点、FG成功率28.3%、3ポイント成功率13.6%とスランプだ。本人も自身のパフォーマンスについて「僕がもっと良いプレイをしなければいけない。攻守ともにね。状況判断も良くしなければ」と敗戦の責任を自ら背負った。エースのジェイソン・テイタム(30得点、14リバウンド)とマーカス・スマート(26得点)が好調を維持しているだけに、自身初のカンファレンス決勝を戦う司令塔の早期復活が望まれる。
第1戦、セルティックスはペイント内での得点(26-48)でヒートに圧倒された。原因としては、ビッグマンのダニエル・タイスのファウルトラブルが挙げられる。この試合を含めてすでにプレイオフでは12試合中3試合で退場しており、平均ファウル数も3.9個と両チームで最も多い。試合残り12秒の場面でバトラーに決められた逆転シュートも、タイスがゴール下にいれば防げたかもしれない。スポーツに「タラレバ」は禁物だが、「タイスがいれば」と思ったセルティックスファンもいたことだろう。第2戦では守護神としてコートに立ち続けることができるか。
チーム最多の29得点を挙げた司令塔のゴラン・ドラギッチ、バトラー、アデバヨの活躍が目立ったヒートだったが、ルーキーのタイラー・ヒーローも輝きを放った。ベンチスタートながら40分出場し、12得点、11リバウンド、9アシストとあわやトリプルダブルという強烈なインパクトを残した。速攻からの得点にアシスト、重要な局面での3ポイントシュートなどルーキーとは思えないプレイを披露。ポストシーズンを通して平均14.4得点、3ポイント成功率40.0%と安定したプレイを見せており、このシリーズでもベンチからXファクター的な存在になり得るだろう。 最大14点のリードを逆転して勢いに乗るヒート。「ホーム」での2連敗は何としても避けたいセルティックス。注目のシリーズ第2戦で勝利を手にするのは? なお、BASIC PASSではカンファレンス決勝以降、奇数試合(第1戦、第3戦、第5戦、第7戦)をライブ、偶数試合(第2戦、第4戦、第6戦)は見逃し(VOD)にて配信する。