インディアナ・ペイサーズは新HC(ヘッドコーチ)候補として、NBA史上初となるフルタイムの女性AC(アシスタントコーチ)となったサンアントニオ・スパーズのベッキー・ハモンと“オンライン面接”を行う見込みだという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 ペイサーズは8月中旬にネイト・マクミランHCと契約延長するも、今プレイオフ1回戦でマイアミ・ヒートにスウィープ負け(4連敗)を喫して電撃解任に踏み切った。
ケビン・プリチャード球団代表は水面下で新指揮官のリストアップを進めているとされていたが、その1人としてハモンが挙がっているようだ。 WNBAで16年間プレイしたハモンは、2014年にスパーズでNBA初の女性アシスタントに就任。名将グレッグ・ポポビッチの下で指導者のいろはを学んできた。NBA史上初の女性HC最有力候補とも言われ、2018年にミルウォーキー・バックスのHC面接を受けた過去を持つが、今回ペイサーズと会談の場を持つことになるという。 ウォジナロウスキー記者によれば、ペイサーズは多数の候補者を調査しており、メンフィス・グリズリーズやサクラメント・キングスを率いた経験を持つデイビッド・イェーガーも面接対象。ほかにスパーズACのウィル・ハーディ、マイアミ・ヒートACのダン・クレイグとクリス・クイン、ダラス・マーベリックスACのジャマール・モーズリーとスティーブン・サイラス、ミルウォーキー・バックスACのダービン・ハムとチャールズ・リー、オーランド・マジックACのパット・デラニー、ミネソタ・ティンバーウルブズACのデイビット・バンタープール、ポートランド・トレイルブレイザーズACのネイト・ティベッツ、フィラデルフィア・76ersのACであるイメ・ウドカ、ブルックリン・ネッツの暫定HCを務めていたジャック・ボーンの名前が挙がっている。 プレイオフ1回戦以上を狙えるチームとして、ペイサーズの指揮を任されるのは一体誰になるのだろうか。