デンバー・ナゲッツは9月5日(日本時間6日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズとのカンファレンス準決勝第2戦を110-101で制し、シリーズ成績を1勝1敗のタイに戻した。 プレイオフ1回戦でユタ・ジャズと第7戦までもつれる激闘を演じたナゲッツは、わずか中1日で準決勝第1戦に臨んだが、第2Q(クォーター)以降に突き放されて97-120と大敗。しかし、第2戦は第1Qで44-25と大量リードを奪うなど、終始主導権を握った。 『Second Spectrum』によれば、ナゲッツは第1戦でドライブから59得点を許したが、第2戦は39得点まで減らした。さらに、クリッパーズを今プレイオフ最少の101点、シュート成功率(40.9%)と3ポイント成功率(28.1%)もワーストに封じ込めている。
両チームトップの27得点、6アシストを記録したジャマール・マレーは試合後、『TNT』のインタビューで「認めたくはないが、第1戦で僕たちは疲れていた」と振り返り、勝因について「1対1のディフェンスが良く、シュートも決めた。第1戦と第2戦で大きな違いはない。シュートを決めて、十分なエネルギーがあっただけさ」と語った。 マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)がディフェンスやお互いにカバーし合う意識を評価したコメントを、『ESPN』のロイス・ヤング記者が伝えている。 「今夜は第1戦とはまったく違うチームだった。第1戦はゲームが進むにつれて、ボールが止まり、選手たちの体が動かなくなった。ディフェンスをまったくしていなかった」 また、マローンHCは強豪クリッパーズを上回れた理由の一つとして、チーム力を挙げている。 「我々は過去5年、数多くの接戦を制してきた。自分たちを信じているし、勝負所で接戦をモノにできるチームだと証明できた。シリーズをタイにして次のゲーム(第3戦)に向かえるのは素晴らしいことだ」 ナゲッツはこのハイクオリティーを維持することができるか。勝負の第3戦は9月7日(同8日)に行われる。