ロサンゼルス・レイカーズはプレイオフ1回戦でポートランド・トレイルブレイザーズを4勝1敗と撃破し、カンファレンス準決勝進出を決めた。次のラウンドでは、オクラホマシティ・サンダー対ヒューストン・ロケッツの勝者と対戦するが、このシリーズは9月2日(日本時間3日)に行われる第7戦までもつれ込んでいる。そのため、レイカーズは8月29日(同30日)を最後に試合がない状況が続いている。
過密日程の中で“束の間の休息”となっているレイカーズは、『LAタイムズ』によれば、8月30日(同31日)にピザパーティーを開いたという。様々な制限があるバブル(隔離地域)においては、普段はいつでも食べられるピザもそうはいかない。だからこそフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)にとっては、良いリラックスになったようだ。 「このバブルの中では十分にピザを食べることはできない。通常なら最低でも週1回は食べているから、私のピザ摂取は不足しているね」 ブレイザーズは、ユスフ・ヌルキッチとハッサン・ホワイトサイドの両ビッグマンを同時に起用するなど、高さを重視したラインアップを組んでいた。しかし、次の相手はサンダーかロケッツのどちらになるにしても、より機動力重視のチーム編成だ。特にロケッツはリーグ随一のスモールラインアップと、真逆のスタイルの相手と対峙することになる。 ただ、ボーゲルHCはこの点について、「私が好きなのは、どちらのスタイルにも対応できる柔軟性を持ったチームを作り上げたことだ。通常のローテーションの一部として、ビッグラインアップ、スモールラインアップでプレイできる」と心配していない。 カンファレンス準決勝の初戦に向けて、今レイカーズは英気を養うことができている。これが試合勘の欠如につながるか、それともコンディション回復でより強度の激しいプレイをもたらすのか、次の試合は立ち上がりから注目が集まる。