バックスのヤニス・アデトクンボ、ボイコットの顛末を告白「リーダーとしてヒルと同じ行動をすると決めた」

米ウィスコンシン州ケノーシャで起きた警官による黒人男性銃撃事件を受け、ミルウォーキー・バックスが8月26日(日本時間27日)のプレイオフ1回戦第5戦をボイコットしたのをきっかけに、同日、そして翌27日(同28日)に予定されていたプレイオフ計6試合が延期となった。その後、NBAと選手会は8月29日(同30日)からプレイオフを再開することで合意し、バックスはオーランド・マジックとの第5戦で勝利してマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝に駒を進めたが、大黒柱のヤニス・アデトクンボがボイコットの舞台裏を明かしている。 発端は黒人男性ジェイコブ・ブレイク氏が警官2人に射撃され、アメリカ警察の残虐行為や人種差別に対する抗議が強まるなかで、ベテランのジョージ・ヒルがバブル(隔離地域)にいることを嘆いたのが始まりだったという。『yahoo! sports』のジェイソン・オーウェンス記者がアデトクンボのコメントを伝えている。

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「ジョージ(ヒル)が試合でプレイしないことを最初に決断した。彼はチームメイトに圧力をかけたりはしなかった。(最初に行動に移したのは)僕でも、コーチでもない。次にスターリング(ブラウン)が続いた。彼は僕たちと話をするためにロッカールームに来た。僕はリーダーとして、ヤニス(という一人の人間)として、同じ行動をすると決めた。あの試合でプレイしたくなかったんだ」 アデトクンボはその後、マイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)と意見を交わし、バックスはマジック戦をボイコットする決定に至ったという。 「僕はコーチにこの試合でプレイしないと伝えた。チームメイトを残してなんて行けない。フラストレーションを抱えながらプレイする余裕なんてなかった。勝っても負けても、ロッカールームに残って、僕は彼らを100%支持するってね。そして、チームとしてコートには立たないと決めた。それが事の顛末(てんまつ)さ」 アデトクンボ自身、ナイジェリアにルーツを持ち、ギリシャの首都アテネで生まれ、2013年にNBAドラフトで指名されてアメリカに移住してきた。ギリシャ時代に、「道を歩いていて、何かが起こるんじゃないかと恐れた経験はない」と明かす一方で、現在のアメリカは“安住の地”ではないと胸中を語る。 「タフだよ。人々は肌の色が原因で道を歩くのを恐れている状況だ。僕も数か月前に父親になって、ガールフレンドを会話の場を持った。正直ここアメリカで息子を育て、家族を持つのは不安があるよ」 スポーツ界全体にも広がったバックスのボイコットは、人種差別問題に一石を投じる形となっている。

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