チャールズ・バークレー、“1オン1最強”のジェームズ・ハーデンが抱える問題点を指摘「いつも疲労を抱えてる」

ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは今季、史上8人目となる3年連続得点王の偉業を成し遂げた。現代最強スコアラーであるのは周知の事実だが、バスケットボール殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは“負担が大きすぎる”と考えているようだ。 スポーツキャスターやラジオホストを務めるダン・パトリック氏の番組『Dan Patrick Show』に出演したバークレーは、「ジェームズは今まで俺が見た中で最高の1オン1プレイヤーだ」と称賛。その一方で、ハーデンが抱える“問題点”についても触れている。 「彼は1オン1でアンストッパブルだが、いつも疲労を抱えている」 ハーデンは今季も平均34.3得点を挙げたが、これまでもボールを支配する独占的スタイルは時に非難の対象となってきた。チームにおいて絶対的な役割を担っている分、消耗も激しく、勝利のための“ノルマ”も高くなっているのだとバークレーは語る。 「彼は毎晩、最高のプレイをしないといけない。例えばレブロン(ジェームズ)は悪い試合をしても、ブレイザーズに勝っている。ジェームズ・ハーデンはNBAで唯一、毎晩チームが勝つために素晴らしいプレイをし続けないといけない選手だ。彼は100%の確率でボールを持っているからね。そこまでの負担を担っている選手は他にいない」 ダン・パトリック氏が同様の宿命を背負った選手の一人としてダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチを挙げると、バークレーはハーデンとの違いを指摘した。 「ドンチッチはこないだ(ロサンゼルス・クリッパーズとの第4戦で)40点以上を挙げて、素晴らしかった。でも、彼は25点でもマーベリックスは勝てる。ただ、俺の見解だと、ジェームズは今の(ラッセル)ウェストブルックがいない状態だと最低でも30点を取らないといけない」 ハーデンはオクラホマシティ・サンダーとのプレイオフ1回戦で平均32.0得点、7.8リバウンド、8.8アシストを記録してシリーズは現在2勝2敗。果たして、チームをカンファレンス準決勝に導くことができるだろうか。

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