ネッツのケビン・デュラント、右足アキレス腱断裂前の自分を回顧「人生で最高のバスケをしていた」

ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは右足アキレス腱断裂のリハビリにより、2019-20シーズンは全休に終わった。19歳でプロ入りしたスコアリングマシンも9月で32歳を迎えるが、大怪我をした2019年のNBAファイナルの時点で選手として最盛期にあると感じていたと振り返った。 デュラントは『UNINTERRUPTED』の番組『Stewie's World』に出演。2019年に右足アキレス腱を断裂したブレアナ・スチュワート(WNBAシアトル・ストーム)、今年6月に左アキレス腱の手術を受けたケルシー・プラム(WNBAラスベガス・エース)という同様の大怪我を経験した2人との対談で、当時の心境を明かした。 「僕は人生で最高のバスケットボールをしていた。精神的にもフィジカル的にも、素晴らしい状態だった」

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トロント・ラプターズとのNBAファイナル第5戦で右足アキレス腱を断裂したデュラントだが、ロサンゼルス・クリッパーズとのプレイオフ1回戦、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝の計11試合では平均34.2得点、5.2リバウンド、4.9アシスト、シュート成功率51.3%、3ポイント成功率41.6%と圧巻の成績をマークしていた。それだけに、選手生命さえも脅かす大怪我に胸中は複雑だったという。 「怪我をした時、たくさんの感情が一気に心から噴き出してきた。僕たちはプロアスリートとして、毎日懸命にやっている。一日、一年の中心にあるのはバスケットボールだ。時にハードにやりすぎているのかもしれないけどね。すべてのことには教訓があると思う。プロとして自分の体との対話を理解し始めた。そういった知識を得るのは良いことだ。復活するためのプロセスは本当にタフだったけどね」 歴代6位のキャリア平均27.0得点を誇るデュラントが完全復活を遂げ、今季共演はお預けに終わったカイリー・アービングと良好なケミストリーを構築できるのか。2020-21シーズンの一つの見どころになるのは間違いない。

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