オクラホマシティ・サンダーは、8月22日(日本時間23日)に行われたヒューストン・ロケッツとのプレイオフ1回戦第3戦に119対107で勝利し、同シリーズにおける連敗を2で止めた。 サンダーの司令塔であるクリス・ポールは、「この試合は落としたくなかった」と、第3戦がチームにとって重要な一戦だったと試合後の会見で振り返っている。 「僕らは3勝0敗から逆転することが難しいことであると理解している。だから僕らは必死に戦って勝利を掴んだんだ」
2点ビハインドの第4クォーター残り14.3秒に、逆転となるシャイ・ギルシャス・アレクサンダーの3ポイントをアシストしたポール。その後同点となり試合は延長へともつれ込んだが、そこでも残り2分12秒にショットクロックぎりぎりで決めたものを含む3ポイントシュート2本を成功させるなど、勝負所で存在感を示した。この試合でポールは41分間プレイし、26得点、6リバウンド、5アシストを記録している。 ポールは、「もっと良いペースでプレイする必要があると思っていた。もっとアグレッシブにシュートを打って、ディフェンスもしっかりやる必要があった」と、試合終盤に自ら積極的に攻めた理由について語っている。 昨季までポールを指導したロケッツのマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)は、ポールの試合終盤におけるパフォーマンスについて、「彼が過去15年にわたりやってきたこと。彼は優秀なクラッチプレイヤーで、試合のことをよく考えている偉大な選手だよ」と称賛している。 シリーズ3連敗を免れたサンダーは、8月24日(同25日)にロケッツと第4戦を行う。リズムを取り戻したサンダーが、今後どのようなパフォーマンスを見せてくれるかに注目だ。