NBAは新型コロナウイルスの影響で開催延期となっていたドラフトコンバインを、9月中に“バーチャル”で開催する計画を進めているという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 当初は5月にシカゴで開催予定だったドラフトコンバインは、新型コロナウイルス世界的流行により無期限の延期となっていた。まだ感染リスクの懸念は完全には消え去っていないが、NBAは移動と一会場の選手参加数を制限し、オンライン上で行うプランで動いている。
関係者によれば、候補者たちは各地の指定されたチーム施設に出向き、地域の病院やNBAのチームドクターたちが身長、体重、リーチ、体脂肪率などの測定、筋力、敏捷性、跳躍力など記録を測定。各地では新型コロナウイルスの検査も行われるという。 コロナ禍ではチームが候補生たちに直接コンタクトは取れず、代理人たちもリーグが中断となった3月11日(日本時間12日)から選手のワークアウトの模様を収めたビデオを各チームに送ることが禁止されている。 そのため、ドラフトコンバイン中は各チームが候補者たちにオンライン上でインタビューをリクエストすることが可能。より長期間のワークアウト参加や会談するためにフランチャイズの都市や練習施設に来るように交渉するのが主な目的だが、NBAは直接の会談やワークアウトを禁止しており、現時点で選手が各都市に自由に移動できるかは不透明となっている。 なお、NBAは2020年度のドラフトを10月16日(日本時間17日)に開催する予定ながら、場所やフォーマットについてはまだ最終決断を下していない。