バックスのヤニス・アデトクンボ、相手選手に頭突きで退場処分「最低な行為だった」

ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが、8月11日(日本時間12日)に行われたワシントン・ウィザーズ戦の第2Q(クォーター)にモリッツ・バグナーに頭突きをして退場処分になる一幕があった。 序盤から飛ばして出場10分間で12得点、9リバウンドを記録したアデトクンボは第2Q残り8分50秒、ゴールに向かってドライブを仕掛けた際にバグナーと激突し、オフェンス・チャージングをコールされた。この判定を不服に思ったアデトクンボはバグナーと口論になり、相手が近寄ってきたところに額へ向けて頭突きをしたため、フレグラント2をコールされて即退場となった。

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バックスはエース抜きでも126-113で快勝したものの、試合後の会見でアデトクンボは反省の弁を口にしたという。『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者がコメントを伝えている。 「最低な行為だった。もし時間を戻すことができるなら、同じことはしないだろう。だけど、結局のところ、僕たちはみんな人間なんだ。誰だって過ちを犯すことはある。僕は、これまでのキャリアを通して落ち着いてプレイし、試合に集中してきた。ただ、僕だって人間だから、時には間違った行動をすることもある。この経験から学び、今後も良いバスケットボールを続けて、前に進んで行かないといけない」 アデトクンボはバグナーのことを「悪く思っていない」とし、あくまでヒートアップしてしまった自分に非があると語った。 「あれは、彼とは関係ないことだったんだ。これまでずっと相手選手に激しくぶつかられてきたから、あの瞬間、僕は我を失ってしまった」 『NBA.com』によれば、アデトクンボには1試合の出場停止処分が言い渡され、8月13日(同14日)のメンフィス・グリズリーズ戦は欠場する見込みだという。 アデトクンボの最大の武器はサイズとスピードを生かしたパワーフルなドライブインだが、相手チームはフリースローライン付近に複数の選手で壁を作り、オフェンス・チャージングを誘発するディフェンスで対抗するのが主流になっている。アデトクンボがこの“包囲網”を攻略できるかは、バックス優勝の鍵になりそうだ。

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