8月5日(日本時間6日)に行われたデンバー・ナゲッツとサンアントニオ・スパーズの一戦は、132対126でナゲッツが勝利した。敗れたスパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、この試合で25得点、11アシスト、4リバウンドを記録したナゲッツのニコラ・ヨキッチを過去のレジェンドに例えて称賛した。 ポポビッチHCが試合後の会見で、「ヨキッチはラリー・バードの生まれ変わりのようだ。彼はすべてをこなせる素晴らしい選手」とヨキッチに賛辞を送ったと『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。
バードは1980年代にボストン・セルティックスを3度の優勝に導いた殿堂入り選手。ポポビッチHCは、バード同様に万能性の高いヨキッチを止めることが如何に難しいかについて語ったほか、そのリバウンド力はリーグ史上屈指のリバウンダーである故モーゼス・マローン(元フィラデルフィア・76ersほか)を彷彿させるとした。 「彼ら(スパーズの選手)は、あんなプレイヤーを見たことがなかった。ヨキッチは3ポイントが打てて、リバウンドも取れる。自らのシュートをプットバックすることを禁ずる新ルールが欲しいくらいだ。ゴール下で数センチ飛んで数回ボールをタップし、ゴールにボールを沈めるその姿は、まるでモーゼス・マローンを見ているようだ。彼が素晴らしいリバウンダーで、リーグ屈指のパス力を持つビッグマンであることは明らか。特別なプレイヤーだよ」 現在ウェスタン・カンファレンス3位(45勝23敗)につけるナゲッツは、同2位のロサンゼルス・クリッパーズを0.5ゲーム差で追いかけている(日本時間8月6日時点)。