ベン・シモンズは「暴走列車」 ブラウンHCが見たルカ・ドンチッチとの類似点は?

フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは、フロリダ州オーランドで再開されたシーズンでパワーフォワード(PF)起用が噂されている。これまで弱点だった3ポイントシュートの改善状況も注目を集めるなか、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は稀代のオールラウンダーをヤングスターのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリック)と比較している。 身長208cmのシモンズはNBAデビューから大型司令塔としてプレイ。身長201cmのドンチッチも巧みなゲームメイクを披露し、2年目の今季はトリプルダブルを連発してきた。広い視野を持ち、リバウンドにも長ける両者をブラウンHCが比較。そのコメントを『USAトゥデー』のカイ・カーリン記者が紹介している。 「パスができるという面で彼らは非常に似ていると思う。それ以外のスキルは少し異なる。どちらも(バスケ)IQが高く、ハートも熱くて、身長185cmのガードとは違う視線を持っている。2人ともサイズがあって、ベンは(ドンチッチよりも)さらに大きい。だから類似点があると思っている」

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2人の決定的な違いの一つはシュート力だ。シモンズはキャリア通算3ポイント成功率8.7%(23本中2本成功)と長距離砲を課題としてきたのに対し、ドンチッチは成功率こそ30%台前半だが、ステップバック3ポイントを打てるなどレンジは広い。ブラウンHCはそれぞれの特長についても深く言及している。 「ルカはどの位置からでもドリブルして3ポイントが打てる。ハーフコート付近から打てるレンジの広さはステフ・カリーやトレイ・ヤングのようだ。ピック&ロールを実行する能力や高いシュート力を考えるとベンを守るのとは異なる」 「一方で、ベンは暴走列車だ。(自陣の)ベースラインから(敵陣の)ベースラインまで移動するスピードはNBA最速レベルだ。強烈なダンクでフィニッシュするか、深くまで切り込んでオープンの3ポイントを演出する。身長、メンタリティ、バスケIQは似ている。それ以外のゲームは異なるものだが、オールスターレベルだ」 76ersは7月28日(日本時間29日)のスクリメージ(練習試合)最終戦でダラス・マーベリックスと対戦。シモンズはPFで先発して4得点、9リバウンド、2アシスト、同じく今年のオールスターに出場したドンチッチは先発PGとして23得点、7リバウンド、6アシストを記録した。 24歳のシモンズと21歳のドンチッチが、今後どのような進化を遂げていくのか興味深い。

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