オーランド・マジックが今季終了後にアーロン・ゴードンをトレードする可能性があるようだ。 『Forbes』のショーン・デベニー記者によると、イースタン・カンファレンスのあるチームの重役は「マジックは、今年のトレードデッドラインまでにゴードンをトレードしたかったが、他チームから良い条件を提示されなかったので諦めた。ただ、残りの契約が2年となり、トレードしやすくなる。ゴードンは、今オフのトレード市場の目玉になるだろう。ゴードンはまだ24歳だから、彼を獲得するのは良い賭けになる」と語っていたようだ。
2014年のNBAドラフト1巡目全体4位指名でマジックに入団したアリゾナ大出身のゴードンは、今シーズン58試合に出場して(全て先発)、1試合平均14.4得点、7.6リバウンド、3.7アシストを記録している。NBAオールスター・ウィークエンドのダンクコンテストで何度も好勝負を繰り広げるなど、身体能力の高さを売りにするゴードンは、3ポイントシュートにはやや難があるものの、リーグ屈指の若手フォワードの1人として知られている。サラリーが、2020-21シーズンは1800万ドル(約20億円)、2021-22シーズンは1640万ドル(約18億円)と、このクラスの選手の中では比較的リーズナブルなのも魅力だ。 『NBC Sports』のカート・ヘリン記者は、「来シーズンもバブル(隔離地域)での開催になった場合、ほとんどのチームが財政面で苦しくなる。来年のオフには更に多くの大物選手がフリーエージェントになるため、今季終了後のオフに大きな動きを見せるチームは少ないだろう」としつつも、ゴードンのほかに、ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)、ドリュー・ホリデー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)の名前をトレードされる可能性がある大物選手として挙げている。 シーズンが中断した影響により、今季終了後のフリーエージェント市場は通常よりも遅い10月18日(日本時間19日)に解禁される予定となっている。