サンアントニオ・スパーズは7月30日(日本時間31日)に再開されるシーズンをカンファレンス12位(27勝36敗)で迎える。ラマーカス・オルドリッジが右肩の手術を受けたため、平均18.9得点を挙げていたスコアラーの穴を全員で埋めなければならないが、エースのデマー・デローザンは若手のサポートを誓っている。 22年連続プレイオフ進出中のスパーズは今季、開幕3連勝後に8連敗を喫するなど波に乗れず。すでに1996-97シーズン(20勝62敗)以来の負け越しが確定している。 グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は7月23日(同24日)に行われるミルウォーキー・バックスとのスクリメージ(練習試合)を控え、「L.A.(オルドリッジ)はここにはいない。トレイ(ライルズ)も虫垂炎で失ったばかりだ。チームとして少し落ち込んでいるが、成長していくことが何よりも重要だ」と語った。 『WOAI-TV』のジェフ・ガルシア記者によれば、ポポビッチHCが現職になってからロスターの平均年齢は最年少(26.3歳)で、17人中11人が27歳未満、9人は25歳未満。ケルドン・ジョンソン(20歳)、チメジー・メトゥ(23歳)、2WAY契約のクインダリー・ウェザースプーン(23歳)とドリュー・ユーバンクス(23歳)ら今季の大半をGリーグで過ごした選手たちの奮起が期待されるが、NBA11年目のベテランであるデローザンは全面バックアップを約束した。 「彼ら若手がゲームへのアプローチやどうプレイすればいいのか、あるいはこの状況下で何が異なるのか、知識の面で理解するのを助けるつもりだ。(バブルでの無観客試合で)かなり雰囲気は異なるだろうけど、あまり考えすぎないことだ。プレイして、学び続けるだけ。俺たちのゴールは若い選手を準備万端にさせ、コートに出て戦うことだ」 33歳と同じくベテランのルディ・ゲイも「彼ら(若手)はがむしゃらに練習して、必死にプレイしている。心の底から何かを証明したいと思っているんだ」と語っている。 名将ポポビッチHC率いるスパーズは、8位と4.0ゲーム差以内の9位に上がってプレイイン・トーナメントを制し、連続プレイオフ出場記録を伸ばすことはできるだろうか。