デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、リーグ中断期間に新型コロナウイルス感染が発覚して合流が遅れていたが、8月1日(日本時間2日)のシーディングゲーム初戦に向けて気合いをみなぎらせている。 『デンバー・ポスト』のマイク・シンガー記者は、ヨキッチがコロナウイルスに関しては自分で“制御できない”とし、現在のコンディションに問題はないと話したコメントを伝えている。
「コロナウイルスに関して自分ではコントロールできないから考えたくない。僕らにはドクターがいて、彼らはハイレベルに仕事をしている。毎日検査も受けている。まったく心配していない。何も起こらないことを願うよ。 「何分プレイするかは分からないけど、でもバスケットボールをプレイする感触を確かめたい。僕は何分でもプレイできるよ」 その言葉通り、7月22日(同23日)に行われたスクリメージ初戦のワシントン・ウィザーズ戦では“ポイントガード”としてスタメン出場。ノールックアシストを決めるなど軽快な動きを披露し、27分間の出場で16得点、7リバウンド、7アシストをマークした。
NBA5年目のヨキッチは今季、65試合すべてに先発出場してキャリアハイの平均20.2得点、10.2リバウンド、6.9アシストという成績を記録。2年連続のオールスター出場も果たし、カンファレンス3位(43勝22敗)につけるチームの躍進を牽引した。 リーグ中断期に母国セルビアへ帰国していたヨキッチは減量してスリムになった姿が話題を呼んでいたが、その後に新型コロナウイルス感染が発覚。アメリカ帰国後の検査で陰性となったが、NBAが定めたプロトコルで「感染した選手が復帰する際は、陰性確認+3種類の心臓検査による正常確認」が義務付けられているため、チームから約1週間遅れの7月14日(同15日)にフロリダ州オーランドに入った。 ナゲッツは主力ガードのゲイリー・ハリスとトーリー・クレイグがまだ練習に参加できていないだけに、ヨキッチにはフル稼働が求められることになりそうだ。