ゴールデンステイト・ウォリアーズは、2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、そのうち3回でリーグの頂点に立った。今季はエースのステフィン・カリーが左手骨折でシーズンの大半を、相棒のクレイ・トンプソンが左膝前十字靭帯断裂でシーズン全体の欠場を余儀なくされ、リーグ最下位(15勝50敗)に低迷した。だが、ジャロン・コリンズAC(アシスタントコーチ)は、再び優勝時のトップフォームに戻れると確信している。 ウォリアーズは再開されるシーズンに参加する22チームの対象外となり、すでに2019-20シーズンを終了している。チームの目はすでに来季に向けられており、今季5試合の出場に終わったカリー、リハビリに徹したトンプソンは本格的な練習で汗を流している。NBAで10年間プレイし、2014年からウォリアーズで働くコリンズACは、『NBC Sports』のウォリアーズ専門ポッドキャスト『Runnin 'Plays』でカリーら主力への期待を口にした。
「すべてのアンチが間違っていることを証明しようとしている。それが彼らのモチベーションであり、燃料になる。私はこのチームの人間と一緒に仕事をすること、その成長と努力を見るのが好きだ。本当に素晴らしいよ」 カリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーンの“ビッグ3”が揃った2012-13シーズン以降、勝率68%をマークしてきたウォリアーズだが、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、アンドレ・イグダーラ(現マイアミ・ヒート)、ショーン・リビングストン(引退)が退団した今季は大いに苦しんだ。それでも、コリンズACはカリー、トンプソン、グリーンのポテンシャルは“レジェンド級”だと太鼓判を押す。 「彼らは殿堂入りに値するキャリアを歩んでいる。私はジョン・ストックトンやカール・マローン、スティーブ・ナッシュらとプレイしてきたが、そのなかでも競争力の激しさはトップレベルだ」 ウォリアーズが再び優勝争いの舞台に戻れるか、2020-21シーズンの見どころのひとつになるのは間違いない。