右膝の半月板を負傷していたフェニックス・サンズのケリー・ウーブレイJr.が、7月末に再開が予定される今シーズンの残り試合を全休するようだと、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が6月17日(日本時間18日)に報じた。 『Arizona Sports 98.7FM』のケラン・オルソン記者によると、2月終盤に右膝半月板を損傷したウーブレイJr.は、3月3日(日本時間4日)に手術を実施。その4週間後に経過を診断する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により自主隔離が必要になったため、メディカルスタッフと離れて、1人自宅でリハビリに励んでいたそうだ。
同記事では、サンズのロバート・サーバー・オーナーは、6月4日(同5日)に「彼はプレイするはず」と、ウーブレイJr.がシーズン再開後にプレイする可能性を示唆していたが、4月中旬にチームのゼネラルマネージャーを務めるジェームズ・ジョーンズが「(ウーブレイJr.は)回復中だが、自主隔離の影響でリハビリが停滞している」と語っていたと伝えている。 また、シーズン再開後のオーランドでは、ダリオ・シャリッチか、ルーキーのキャメロン・ジョンソンがウーブレイJr.の代わりに先発に加わることになるだろうとしている。 今シーズン、ウーブレイJr.は56試合に出場し(55試合に先発)、1試合平均18.7得点、6.4リバウンド、1.5アシスト、1.3スティール、フィールドゴール成功率45.2%、スリーポイントシュート成功率35.2%を記録した。昨夏に2年の延長契約を結んだウーブレイJr.は、2020-21シーズンが契約最終年になる。 ウェスタン・カンファレンス13位のサンズは、同8位のメンフィス・グリズリーズを6ゲーム差で追いかけている。逆転でのプレイオフ進出は厳しいと見られていただけに、主力の1人であるウーブレイJr.の欠場はチームにとって大きな痛手となるだろう。