ヒューストン・ロケッツは今季、絶対的エースのジェームズ・ハーデンと現役トップPG(ポイントガード)の一人であるラッセル・ウェストブルックの強力デュオを中心に、1994-95シーズン以来のリーグ優勝を目指す。ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)は、現代屈指のスーパースター2人を擁する陣容に「我々は優勝すべきだ」と“天下取り”に意欲を見せた。 2007年にロケッツの幹部入りを果たしたモーリーGMは、2012年にオクラホマシティ・サンダーからトレードでハーデンを獲得。圧倒的な得点力を誇るサウスポーを中心としたチーム作りで、ハーデン加入から7年連続プレイオフに進出してきた。
しかし2014-15シーズン、2017-18シーズンにカンファレンス決勝まで勝ち上がりながら、いずれもゴールデンステイト・ウォリアーズの前に敗戦。タイトル奪還への次なる一手として、昨夏にクリス・ポールを放出してオールラウンダーのウェストブルックを獲得した。 今季ハーデンは平均34.4得点、6.4リバウンド、7.4アシスト、新加入のウェストブルックも平均27.5得点、8.0リバウンド、7.0アシストを記録し、リーグ随一のバックコートコンビとして君臨。ロケッツも40勝24敗でカンファレンス6位につけている。 モーリーGMは『Fox Sports』の『First Things First』で、強力デュオを擁するチームに対する期待を口にした。 「正直、バスケットボール面でのプレッシャーは大きい。チーム史上最も偉大な2人の選手がいる。我々は優勝すべきだ。ジェームズ(ハーデン)は間違いなく史上最高の選手の一人として記憶されるだろう。彼を助けるのが私の仕事だ。我々が(近年)勝っていないという事実は、常に私に重くのしかかっている」 リーグ優勝の行方は、ハーデンとウェストブルックの双肩に懸かっていると言っても過言ではないだろう。