クリッパーズでラストショットを託すならカワイ・レナード、それともルー・ウィリアムズ?

ロサンゼルス・クリッパーズは今季、カワイ・レナードとポール・ジョージの二枚看板に加え、ルー・ウィリアムズとモントレズ・ハレルがともにベンチスタートから平均18得点以上をあげ、オフェンスを牽引してきた。シーズン再開とプレイオフを見据えるにあたってポイントになるのは、勝負所の重要なシュートを誰に託すか、だ。 「クリッパーズのラストショットを打つのは誰? カワイ・レナード、それともルー・ウィリアムズ?」というテーマで記事を公開した『Clutchpoints.com』のジョセフ・セルバンテス記者が、データを駆使して検証している。

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記事によると、シックスマン賞獲得3回を誇る33歳のウィリアムズは、今季第4クォーター残り2分で3点差以内の状況で7回シュートを放ち、うち5本に成功(成功率71.4%)。ブザービーターを含むクラッチタイムでのeFG%(3ポイントを加味したFG成功率)はリーグ平均(40%)を大きく上回る85.7%をマークしているという。 一方28歳のレナードは、レギュラーシーズンの同じシチュエーションで5本中3本成功(成功率60%)。昨季トロント・ラプターズにフランチャイズ史上初のタイトルをもたらしたレナードが、フィラデルフィア・76ersとのカンファレンス準決勝第7戦で、決勝ブザービーターをねじ込んだのは記憶に新しい。昨プレイオフでは24試合で平均30.5得点を叩き出している。 セルバンテス記者は、クラッチタイムでの「経験値の高さ」を評価基準に加味し、どちらにラストショットを打たせるべきか、以下のように結論づけている。 「ウィリアムズは今季のクラッチタイムのシチュエーションでより高い成功率を残しているが、レナードの経験はプレイオフで役立つだろう。レナードは賢く、レブロン・ジェームズ同様に状況に応じて適切なプレイを選択できる。ゲーム後半は最も恐れられるプレイヤーだ。リーグで最も驚異的なミドルジャンパーを誇る1人で、彼にとってそれはレイアップのようなものだ。同点、あるいは決勝シュートを試みる場合、ドック・リバースHCがそれを託すのはカワイ・レナードのはずだ」 レナードか、ウィリアムズか。人によって意見は分かれるところだが、重要な局面を託すことのできるオプションが複数あるのはチームにとって贅沢な悩みだ。あなたならどちらの選手に最後のシュートを任せるだろうか。

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