ビンス・カーターがジョーダン、コービー、レブロンを“格付け” 栄えあるトップは?

アトランタ・ホークスのビンス・カーターは、NBA史上初めて4つの年代(1990、2000、2010、2020)でプレーした選手として名を刻んだ鉄人だ。近年でNBAを最も熟知する男が選ぶ「歴代トップ3」とは――。 ノースカロライナ大出身のカーターは、大学3年時の1998年にNBAドラフトへアーリーエントリー。全体5位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名された後、トロント・ラプターズへトレードされた。平均18.3点、5.7リバウンド、3.0アシストを記録して新人王に輝くと、2年目の1999-2000シーズンにはオールスターに出場。同年のスラムダンクコンテストで圧巻の優勝を飾り、瞬く間にスターダムに駆け上がった。 2004年以降はニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)、オーランド・マジック、フェニックス・サンズ、ダラス・マーベリックス、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングスと渡り歩き、昨季からホークスに所属。キャリア22年間で歴代3位の通算1541試合、同22位の通算2万5728点、同6位の通算3ポイント成功数2290本を積み上げてきた。 そんな“生きるレジェンド”が、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがホストを務めるポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』に出演。同じノースカロライナ大出身のマイケル・ジョーダンの偉大さについて語る流れで、ジョーダン、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)の格付けを問われると、迷わずジョーダンを1位に選出した。 「俺はMJを支持するよ。MJは何回ファイナルに行った? 6回のうちすべてで優勝している。つまり、彼はファイナルで負けてない。信じられない。でも、それがリアルだ」 2000~02年の3連覇を含む、キャリア20年で5回のチャンピオンシップを獲得したコービーについては、「コービーは7回中5回だよね? みんなは常に勝率の話をするんだ」と2003-04シーズンと2007-08シーズンにファイナルで敗れている点を指摘した。 一方で史上6人目となる8年連続ファイナル進出の記録を持つレブロンは、9回中3回しか頂点に立っていない。クリーブランド・キャバリアーズでは優勝に手が届かず、マイアミ・ヒートに移籍してドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュとの“スリーキングス”で2012年にようやく初タイトルを手にしている。 「レブロンはコービーやジョーダンを越えられるか?」との質問に、3人との対戦経験があるカーターは「チャンスはある」と答えた。 「ジョーダンやコービーはもう得点を重ねられない。(レブロンの)ファイナル進出が10回となれば素晴らしいことだ。議論があるのは当然。レブロンがここからどう進んでいくのか見てみよう」 “紳士”カーターは、3人それぞれに対してリスペクトの意を示すことも忘れなかった。

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