ブレット・ブラウンHCがエンビード&シモンズに『ラストダンス』から学んでほしいこと

シカゴ・ブルズが最後に優勝を飾った1997-98シーズンを追跡したドキュメンタリー10部作『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』が放映(日本ではNetflixで配信中)され、91~93年の前期、96~98年の後期3連覇が紆余曲折を経ての栄光だったことが改めて世界中に知れ渡った。フィラデルフィア・76ersのブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は、二枚看板のジョエル・エンビードとベン・シモンズにブルズを“教材”にしてほしいと考えているようだ。 センターのエンビードは2014年ドラフト1巡目3位、大型司令塔のシモンズは2016年1巡目1位でそれぞれ76ers入り。エンビードが右足骨折で最初の2シーズン、シモンズが右第5中足骨骨折でルーキーイヤーを棒に振ったため、2人は2017-18シーズンから中心選手として共闘してきた。 シクサーズは同シーズンから2年連続でプレイオフ進出を果たしており、今季も新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断するまで39勝26敗とカンファレンス6位につけている。今年1月にエンビードが左手薬指の靱帯損傷で離脱した際には、シモンズが平均21.6得点、9.3リバウンド、7.9アシストを挙げ、6勝3敗とチームを牽引した。 しかし一方で、シモンズが3ポイントを打たないことにエンビードが不快感を示すなど2人の不仲説が過熱し、共存への否定的な見解は強まっている。 ブラウンHCは、ブルズ後期3連覇のメンバーであるスティーブ・カー(現ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)とはサンアントニオ・スパーズで、ルーク・ロングリーとはオーストラリア代表で接点があり、『ラストダンス』に感じるものがあったという。 『NBC Sports Philadelphia』のインタビューでは、ドキュメンタリーについて選手たちと「たくさん語った」と言及。自分に厳しいジョーダンは、仲間へトラッシュトークを仕掛けて発破をかけるなど、“憎まれ役”も厭わずにチームの底上げに務めたが、優勝を勝ち獲るためには複雑な状況を乗り越えなければならないとブラウンHCは考えているようだ。 「私は(ドキュメンタリーから)多くを学び、驚くこともあった。いくつものチャンピオンシップを獲得したサンアントニオでの恵まれた生活と対比してみたい。ただ圧倒され、マイケルの狂気じみた競争力を思い出した。チーム内での犠牲、本当に必要な競争力、最高のプレイヤーが持っている概念、チームは複雑なもので、リーダーシップにもいろんな形がある。MJやレブロン(ジェームズ)、デュラントらは28歳までチャンピオンシップを手にできなかったことを思い出してほしい。もし私が間違っていたとしても、(年齢の)誤差は1年だ。優勝には少し時間がかかるものなんだ。我々はまだ優勝候補になるための模索を続けている」 果たして、エンビードとシモンズはブラウンHCが“言わんとしていること”を察し、チームをカンファレンス準決勝以上の高みへ導けるだろうか。

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