2019年のNBAドラフト全体1位指名でニューオーリンズ・ペリカンズに入団したザイオン・ウィリアムソンは、2003年にNBA入りしたレブロン・ジェームズ以来の逸材と呼ばれ、恵まれた体格と身体能力を活かした豪快なダンクで早くもファンの心を掴んでいる。 ルーキーイヤーから存在感を放つウィリアムソンに対し、歯に衣着せぬコメントで有名なラバー・ボールは、自身の息子であるロンゾの存在がなければ、その活躍はなかったはずだと主張した。 『Complex Sports』のポッドキャスト『Load Management』に出演したラバーは、チームメイトを生かすロンゾのプレイの重要性について以下のように語っている。 「俺の息子のおかげで、ウィリアムソンは騒がれているんだ。もしロンゾがいなかったら、彼はまだNBAでプレイできていなかったはず。どんなに足が速くても、高く跳べても、ボールを貰えなければ何もできない。ただ走ってジャンプするだけでは何も起きないからね」 「今シーズンのカイル・クーズマ(ロサンゼルス・レイカーズ)を見てみろ。昨シーズン、クーズマはロンゾとチームメイトだったから活躍できたんだ」 昨年のオフにアンソニー・デイビスが絡む大型トレードでレイカーズからペリカンズに移籍したロンゾは、チームの司令塔として今季56試合に出場し、1試合平均12.4得点、6.2リバウンド、7.0アシストを記録。その相棒であるウィリアムソンは怪我の影響で出遅れはしたものの、19試合で1試合平均23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシストという好成績をマークしている。 ウィリアムソンは決して、ラバーが指摘するようなロンゾ頼りの選手ではない。ただ、数々のアリウーププレイを見せる2人の相性が良いということは間違いなさそうだ。