キャリア2年目にしてオールスターに選出されるなど、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが才能あふれるバスケットボール選手であることは誰の目にも明らかだ。だが、マブズのオーナーであるマーク・キューバンは、ドンチッチがバスケットボール以外にも素晴らしい才能を持っていることに気付いたようだ。 『The Athletic』のティム・ケイトー記者のインタビューのなかで、億万長者のビジネスマンとして知られるキューバン氏は、まだ21歳のドンチッチが持つビジネスセンスについて以下のように語っている。 「みんなが思っている以上に、ルカは色々な物事について詳しいし、賢い人間だ。彼はビジネスに向いている。市場の動向やマーケティングを良く理解しているし、自分自身のブランド、その立ち位置も非常に良く分かっている。彼はビジネス面においても、とても賢いよ。きっと、彼は経営学修士を持っているビジネスマンよりもビジネスのことを良く知っている」 「コート上で彼が素晴らしいプレイをすることは、誰もが知っているが、それは夏の間に彼が熱心に練習をした成果だ。彼はそういう人間なんだよ。そして、それこそがルカを見ていて最もワクワクする側面だね。私は彼の才能だけではなく、その才能を伸ばすために熱心に練習をする彼の姿勢に惚れ込んでいるんだ」 昨季の新人王に輝き、オールスターゲームには今年初出場したスロベニア出身のドンチッチ。今シーズンは54試合に出場し、1試合平均28.7得点、9.3リバウンド、8.7アシストという、“年間トリプルダブル”に近い数字を記録している。