殿堂入り選手スティーブ・ナッシュの憧れはアイザイア・トーマス「子供の頃からのヒーローだった」

2度のシーズンMVP受賞を誇る殿堂入り選手のスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)は、歴代屈指のポイントガードとして知られるアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)のプレイスタイルを参考にしていたようだ。 5月7日(日本時間8日)に公開された元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがホストを務めるポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』に出演したナッシュは、憧れていたトーマスのプレイを子供の頃から勉強していたことを明かしている。 「アイザイア・トーマスは、子供の頃からのヒーローだった。彼はすべてを兼ね備えた選手だったが、超人的な身体能力があった訳ではない。そこで僕は、彼なら参考に出来るかもしれないと思ったんだ。彼は俊敏で、自分のスキル、創造性、競争力を上手く活かす選手だったからね。彼の戦いは非常に素晴らしかったよ」 トーマスは、1989年からピストンズでリーグ2連覇を果たし、1990年にはファイナルMVPを受賞。キャリア通算では平均19.2得点、3.6リバウンド、9.3アシストをマークし、オールスターには12度選出、そして2000年にバスケットボール殿堂入りを果たしている。 シカゴ・ブルズが最後に優勝を果たした1997-98シーズンを追ったドキュメンタリー番組『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』で、いまだにジョーダンに嫌われていることが明らとなったトーマス。番組内でジョーダンはトーマスについて「嫌なヤツ」と評したが、選手としては認めているようで、マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)に次ぐ史上2番目のポイントガードであるともコメントしている。 そんなトーマスを自身のアイドルにしたナッシュは、キャリアを通して平均14.3得点、8.5アシストをマーク。オールスターには8度選ばれており、2018年に殿堂入りしている。

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