『CNBC』のジャバリ・ヤング記者の「複数のNBAチームのオーナーやエージェントは、新型コロナウイルスの不安が残る状況下でシーズンを再開することを不安視している」というリポートに、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが意義を唱えた。 4月30日(日本時間5月1日)、ジェームズは自身のツイッターに「チームの重役や選手のエージェントがシーズン中止を望んでいるというリポートを目にしたが、それは事実ではない。私が知る人は、誰もそんなことは言っていない。安全が確保され次第、私たちはシーズンをやり遂げたいと思っている。私も、私のチームも準備はできている。シーズンの中止を望んでいる人は1人もいない」と投稿した。 ジェームズの主張を受け、『ESPN』のデイブ・マクマナマン記者は、ほかのNBA関係者の見解を紹介している。 シーズン再開を信じる1人であるダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバンは、『CNN』で「シーズンをやり遂げることについては、慎重ながらも楽観的な見方をしている」とコメントするも、シーズンが再開した場合は無観客試合になると予想。そのほかにも、ミルウォーキー・バックスのマーク・ラズリー共同オーナーや、サンアントニオ・スパーズのRC・ビュフォードCEOも、どこかのタイミングでシーズンを再開できるという考えを示している。 その一方で、たとえ現地5月8日にNBAがチームの練習施設の使用許可を出したとしても、実際に施設を使用するかどうか決めかねているチームがあるのも事実だ。 オクラホマシティ・サンダーのサム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)は「球団としては、選手やファンをはじめとする、サンダーのロゴを身に着けるすべての人々の安全が確保されることを大前提としている。引き続き、我々はシーズン再開に関して選手たちと意見交換を続ける予定だ。NBAも、各チームがそれぞれベストな決断をすることに柔軟な姿勢を見せている」とコメントしている。