アンソニー・モローがKD&ウェストブルックの“和解”を予測「関係は早く修復している」

ラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)とケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は2008-09シーズンから8年間、オクラホマシティ・サンダーでリーグ屈指の強力デュオを形成した。2016年にデュラントがゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍したことで不仲が指摘されたが、当時の同僚は2人の関係は修復に向かっていると証言している。 デュラントは2007年ドラフト2位、ウェストブルックは翌年のドラフト4位指名でサンダー入り。09年にジェームズ・ハーデン(現ロケッツ)が加わったことでチームは台頭し、2011-12シーズンにはNBAファイナルにも進出した。 ハーデンがチームを去った2012年以降も、デュラントとウェストブルックは2人でチームを牽引し続けたが、結局チャンピオンリングを手にすることなく、2016年にコンビは解消となった。 2014-15シーズンから2年半在籍したアンソニー・モローは、デュラントが退団した2016年の夏について『The Oklahoman』のインタビューで次のように振り返っている。 「ケビンとはたくさんの時間を一緒に過ごした。人生についても話した。それに関して嘘偽りはない。でも、彼がチームを去るつもりなのか、どこに行くつもりなのか、話し合うことはなかった。正直、信じられなかった。自分がどこにいたのかも明確に覚えている。父親の家を後にして、自宅に戻っている最中のフリーウェイだった。そのニュースを目にして、8人から立て続けに電話がかかってきた。俺は彼に『この状況(移籍)を望んでいたわけではないけど、君と君の家族が幸せである限り、君は最良の決断をした。君は俺の兄弟だ。君に幸せになってもらいたい』ってメッセージを送ったよ」 2016-17シーズン、デュラントがウォリアーズの一員として初めてオクラホマシティに凱旋した際、サンダーファンは盛大なブーイングを浴びせ、デュラント移籍が決まった時にウェストブルックがSNSにアップしたカップケーキ(トラッシュトーク用語の一つで、腰抜けの意)がプリントされたグッズで大いに煽った。モローは、「俺は驚かなかったけどね。OKCファンは自分たちの基準で振舞った。彼らは(デュラントが去って)傷ついていたんだ」とファンの心情を察する。 そういった背景を見てきたモローは、「2人の関係は修復すると思う?」との問いに、「もちろんさ」と回答している。 「彼らは兄弟のようなものだ。関係はみんなが考えているよりもずっと回復していると思う。いずれラスが話すようになり、サンダーはケビンを永久欠番にするだろう。いつの日かね」 モローはデュラントとウェストブルックの本当の意味での“雪解け”の日も近いと、見ているようだ。

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